トミオ・フクダ　ドライ・オン・ツリー　200g

　実がなった状態で完熟を過ぎても収穫せず、実がポロポロになるまで放置する製法を〈ムンドノーボ、ドライオンツリー〉といい、高級ワインにも同じくこのような製法があるようです。コク深くとても甘いDOTは世界中の珈琲好きを唸らせ、この中毒性にヤラレるリピーターが続出。ブルースの木でも1、2を争う人気者であります。
　この豆をどのように焼こうか苦労しましたよ。シティローストで焼いてもこの豆は納得しない様子。フルシティまで深めてもソッポを向くトミオさん。けっきょくボクはガス圧の調整とダンパーのコントロールでフレンチ＋２ぐらいまで引っぱります。しなやかで色気のある深焼き。冷めても美味しいブルースの木の珈琲。日系二世の農園主フクダトミオ氏。ブルースの木は彼の誠実で真摯な仕事に応えたいと思います。

フレンチ・ロースト＋２